インキュベーションマネージャーという職種をご存知ですか。
インキュベーションマネージャーは、ビジネスインキュベータで働いています。ビジネスインキュベータとは、いわゆるコワーキングスペース、シェアオフィスなどの総称です。
大阪市の産創館、堺市のS-CUBE、東大阪市のMOBIOなどが有名ですが、豊中市にも起業チャレンジセンターがあります。豊中市と豊中商工会議所でつくる協議会の下、民間委託によって運営しており、20年以上の実績があります。
最近では民間が独自に運営する施設も増えてきました。背景にはコロナ禍におけるリモートワークの普及、副業の解禁、起業ブームがあるようですが、異業種が同じ空間で働くことによるイノベーションや相乗効果が期待されています。
インキュベーションマネージャーはビジネスインキュベータで勤務し、創業の支援をしたり、事業者をマッチングしたり、伴走支援するのが仕事です。インキュベーションマネージャーとしての資質を担保するため、民間団体である JBIA(日本ビジネス・インキュベーション協会) が資格認定を行っており、毎年、全国で数十名が輩出されています。
起業の相談窓口がある商工会議所や、市役所の産業振興課などの職員が取得していたり、中小企業診断士、税理士、宅建士との親和性も高く、併せて取得している人もいます。
私は大学在学中にNPO法人を立ち上げ、社会起業家を目指してきました。大学卒業後は金融機関に勤務し、企業融資、住宅ローン融資を担当してきました。26歳で独立し、青年会議所にも所属し、産業振興に尽力してきました。また、大阪北部地震をきっかけに保険代理店に所属し、法人、個人のリスクマネジメントにも従事してきました。
コロナ禍を経て、副業が当たり前の時代に突入しました。教育現場や企業内においては、アントレプレナーシップ(起業家精神)が求められ、外部委託などによってその流れが進んでいます。
これまでにも起業の相談、第二創業の支援、社内ベンチャーにおける協力、メディアへの出演や寄稿、補助金の相談や申請の手伝いなど、数々の伴走支援をしてきました。
大阪・北摂、KONAMI創業地である豊中市を拠点として、フリーランスのインキュベーションマネージャーとして、起業の機運を高めていく活動に取り組んでいます。